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わたしは若い頃にバイト先で「レジ締め」を任せてもらったのですが、あるはずのおカネがなかったり逆に余ったりと大変だったので「完全キャッシュレスの世界に行きたい」と思っていました。逆に、スイカやETCの便利さを経験したのに「券売機に並んだり料金所で止まったりする世界に戻りたい」などという人は、まずいないと思います。
現金を管理する手間やコストは大変なもので「1年間で1兆7000億円」という試算もあります。ちなみに、これには「盗まれたらどうしよう。落としたらどうしよう」と心配するコストやリスクは入っていません。そこで皆さんの生活をより安心で便利なものにするために、キャッシュレス化を積極的に進めるべきだと国会で取り上げてきました。
また、新型コロナによって感染症の恐ろしさを目の当たりにしたことから、現金に触ることを避けたいという方も増えていると思います。
そういった大きな話は当然なのですが、わたしはある個人的な経験からも是非キャッシュレス化を進めたいと思っています。
それは「子供を連れて買い物をする時のストレスが明らかに下がる」ということです。
もう成人していますし、さらに孫も生まれていますが、わたしには二人の娘がいます。小学校に入るぐらいまでは、この二人を連れて買い物に行くとそれは大変でした。小さな子供と出かける時には、手を空けていないといけませんよね。一人なら片手、二人なら両手でしっかりと手をつないでいないと、糸の切れたタコみたいなものですから。これはウエストポーチやリュックを使ってクリアできました。
鬼門だったのはレジです。
片手でポケットから財布を出すことはできますが、そこから片手でお札や小銭を取り出せるのはとても器用な方です。さらに受け取ったおつりを片手でしまうことができたら、プロの手品師としてデビューできるかもしれません。
わたしはフツーのお父さんでしたから、仕方なく子供の手を離したのですが、犬が散歩していたら「あ、ワンワン!」、サイレンが聞こえてきたら「あ、パトカー!」と言って走り出しますし、レジのそばにはなぜか子供が欲しがる小さなお菓子やガムが置いてありますから、、、
財布から現金を出して、数えて、渡して、おつりを受け取って、また数えて、財布にしまうまでの間、気になって仕方がありませんでした。まさに「子連れの買い物のストレス」です。もちろんカードやスマホのQRコード決済(わたしの時代にはありませんでしたが)でも手を離しますが、現金決済よりはるかに短時間です。
次の機会には「キャッシュレス化によって子育てのストレスが減る。これをおカネに換算するのは難しいが、、、」という質疑を是非やりたいと思います。
2年後には孫たちを連れて買い物をしますから。
先日、中国がTPPに加盟申請した時に「台湾の加入阻止のための行動であろう」とツイートしましたが、やはりそうでした。この台湾の動きをつかんで先回りしたということです ただ、繰り返しになりますが、社会主義体制をやめない限り中国が加盟できる可能性は限りなくゼロです。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-22/QZU638T0G1KW01
中国は、国有企業への補助金や規制上の優遇、外国企業へのソースコードの開示要求、恣意的な法の運用など、TPPの求める自由で公正で透明性の高い世界からは程遠く、加盟できる可能性は限りなくゼロです。これは台湾の加入阻止のための行動だと思われます。
「国際金融都市構想」に関して、明日(11月9日)午前7時5分からの日経モーニングプラスFT(BSテレビ東京)に出演します。7時20分ごろからの特集コーナーとなる予定です。

先日の財政金融委員会で「諸外国が国民に対して極めて厳しい統制を敷いたのに対して、我が国が自由という価値を最大限守ってコロナに対応したことへの評価は非常に高い。さらに国家安全法によって香港の息の根が止まる。東京で、日本で働きたいという声が高まっておりチャンスではないか」と問題提起をしました。
さらに昨日の予算委員での片山さつき先生の質問に対して、安倍総理から「積極的に推進する」とのご答弁がありました。議連を立ち上げるなど積極的に取り組んでいきます。